奨学金について

本校の設置母体である公益社団法人 神戸市民間病院協会に加盟する会員病院の約6割には病院独自の奨学金制度があり、本校の学生の多くがその制度を利用しています。
奨学生になると、原則毎月6万円を奨学金として受けることができます。
卒業後はその病院へ就職し、病院の規定を満たして勤務することで奨学金が返還免除となる場合があり、学生にとっては大変便利な奨学金制度です。 ただし、就職しない場合や病院の規定する年限を勤務しない場合は返還の必要があります。

神戸市民間病院協会会員病院奨学金Q&A

看護専門学校の設立目的とは何ですか。

公益社団法人 神戸市民間病院協会の会員病院による資金の拠出により、兵庫県の地域医療に貢献する看護師を育成する目的で設立されました。そのため、卒業後、多くの卒業生が会員病院で勤務されることを望んでいます。現在卒業生の約8割が会員病院へ就職しています。

公益社団法人 神戸市民間病院協会とはどんなところですか。

神戸市内の80の民間病院で構成されている公益法人です。会員病院はそれぞれ急性期、亜急期、慢性期医療療養型、慢性期介護療養型の病院に特化した診療を行っています。

なぜ奨学金を出すのですか。

病院は、将来の看護師の人員計画を立てる中で毎年必ず就職してくれる新人看護師を求めています。特に近年病床数に対する看護師をより多くするよう求められており、病院にとって確実に就職する新人看護師数の確保が大きな課題となっています。 こうしたことから、奨学金を貸与し、病院への就職を保障したいという病院側の思いがあります。

貸与資格はありますか。

本校の学生であれば奨学生になることができます。ただし、病院によっては貸与人数や年齢に制限を設けているところもあります。

奨学金はどのように受け取るのですか。

病院によって違いますが、

  1. 学校に納付するときに病院が納付してくれる
  2. 毎月定額を受け取る

などの方法で貸与されます。

返還免除規定について

卒業後、その病院に就職し、病院が規定する年数勤務すれば、在学中貸与を受けた奨学金の返還が免除されることがあります。
ただし、病院によっては勤務年数が異なったり、返還免除規定がない病院もありますので、病院を選ぶ際に必ず確かめてください。

奨学金をもらう病院の選び方は?

卒業後に就職することを前提に考えてください。病院の規模や立地、診療科目、本校の卒業生の情報などが基準になるかと思います。
各病院のデータは本校にもありますので、わかる範囲でお答えします。

奨学金の申込手続きはどうするのですか。

合格された日より手続きしていただくことが可能です。ただしあくまで貸与を希望する学生と病院との個別契約であり、学校は直接関与しません。
入学前説明会において学校よりお渡しする病院の一覧表に記載されている担当者に直接連絡していただきます。
その後、病院より説明を受けて、納得できるようであれば奨学生としての契約手続きを進めていくことになります。
電話の際に、本校の学生であることを告げていただくと担当者に伝わるようになっていますので、安心してご相談ください。

どれくらいの学生が奨学金を受けていますか。

現在約3割の学生が奨学金を受けています。奨学生になると就職が保障されますので、卒業年度に就職活動をする必要がなく、学費の援助もあって安心して国家試験や臨地実習に臨むことができたという声を多くの学生から聞いています。

もしトラブルが発生したら?

これまでトラブルの発生はありませんが、十分な説明を受けられ、納得したうえで書面による貸与契約を行われるようおすすめしています。

他にはどんな奨学金がありますか。

日本学生支援機構の奨学金があります。2021年度より高等教育の修学支援新制度の対象校となっています。
経済的理由により、修学に困難がある学生に対して日本学生支援機構が学費の給付や貸与を行うもので、貸与型のものは卒業後、必ず返還しなければなりません。
採用については入学後に説明会を実施し、申し込みを受け付けます。
詳しくは日本学生支援機構のホームページをご覧下さい。